熊本県北に広がる山あいのエリア「小国郷」。
小さな国と書いて「おぐに」と呼び、黒川温泉や杖立温泉などのある温泉密集地帯です。世界ジオパークや世界農業遺産にも認定されており、その南にはカルデラの風景や阿蘇山を楽しめる阿蘇市、東には美しい連峰、くじゅう連山が控えます。
世界最大級のカルデラと雄大な外輪山からなる阿蘇は良質な水の故郷として知られています。阿蘇の地域から湧き出る天然の良質の水と、高冷地ゆえの寒暖の差によって美味しいお米が作られます。

地表に降った豊富な雨水は地下へ浸透し、約60年の歳月をかけて湧き出ています。湧き出た水は岩肌に磨きぬかれ、程よいミネラル分を含みます。和らく米は恵まれた自然が導いた水の中で育ちます。

阿蘇は標高が高く朝晩の寒暖差が大きい地域です。そのため、お米の旨みが引き締まり、お米本来の甘みや食感を楽しめます。また、害虫が付きにくいため、最高の品質で収穫されます。

「米作りは土作りから」と言われるように、バランスのとれた健康な土から美味しいお米が収穫されます。稲作にとって地力はなくてはならないものです。地力は微生物が作ります。水田の土の中で、どんな微生物がどれだけ働いているかでお米の味と収穫量が左右されます。

微生物農法『愛善酵素農法』は、堆肥も肥料も、有効微生物によって好気性発酵させて使用します。発酵には空気を好む発酵（好気性発酵）と空気を嫌う発酵（嫌気性発酵）があり、作物に有効な土壌微生物は、好気性発酵により有機物を分解し、根からの養分吸収を助けます。
さらに、酵素発酵液の葉面散布を施すことにより、植物の生長に不可欠な光合成機能が高まり、糖の生産増加などの様々な効果があらわれ、食味の良い作物が収穫できます。
この酵素を利用した独自の栽培技術による、安全・安心、そしておいしい作物作りの取り組みが『愛善酵素農法』です。